「人は支え合っていきるもの」。東日本大震災から14年を迎えた日、岩手県釜石市の追悼式で、震災で夫と長男が犠牲になった同市上中島町の廃棄物収集運搬会社長宮田キナヱさん(76)が、遺族代表として「追悼のことば」を読み上げた。
14年前の3月11日午後2時46分。宮田さんは自宅から、記帳をしようと市街地にある信用金庫に車で向かう途中、大きな揺れを感じた。
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社長で夫の光行さん(当時70)が自宅で心配しているだろうと思い、引き返したが、光行さんは家を出た後だった。
後に聞いたところ、「会社が…